講師プロフィール
中井 良三
大阪大学工学部大学院修了
東京大学農学部にて博士号取得
中井 裕子
神戸市外国語大学英米学科卒業
大学受験生の添削指導歴30年
英語の指導方針
小学校で英語が教科の一つになり、A4サイズの大きさになった中学の教科書に驚き、大学入試の共通テストではリスニングの配点が100点になり、子供たちの英語の学習に関していろいろな変化に戸惑いを感じておられる方も多いかと思います。
しかし、せっかく学校で英語に力を入れていても、日本で日常生活を送っている限り、実際に英語を使う場面がどれほどあるでしょうか。そのような英語を使わない日常生活の中で英語をマスターするためには、やはり「文法」という英語の言語体系をしっかり学んで理解していくことが不可欠であり、一番の近道であると思います。
そして、どうせなら小学校で英語をスタートするときから、学校のテスト対策の英語ではなく、高校入試・大学入試を見据えた正しい文法知識を積み重ねていくことが得策ではないでしょうか。
現在通塾していただいている多くの生徒さんが、小学校で英検5級・4級、中学校では3級・準2級を取得してくれておりますが、いわゆる「英検対策」のようなことは行っておりません。
普段の学習をきちんと続けていけば,本物の実力が身につくということを実証してくれているのだと思います。
辞書について
昨今、中学の英語学習において辞書を引いて勉強するというスタイルは非常に少なくなってきています。また、たとえ辞書を引いても、最初に書かれている訳語だけを見て終わり、という中学生もよく見かけます。
「分からないことを調べる」というのは、勉強においては基本中の基本です。「辞書は引くものではなく読むものだ」という言葉があるように、一つの単語にもいろいろな品詞があり、意味があり、いろいろな熟語を作ります。そうした辞書の中の情報を使えるようになれば、自分で英文の意味を考えたり英文を組み立てたりできるようになります。
辞書を引くことで語彙力が増し、発音をチェックすることで綴りと発音の相関に自然と気づくはずです。そうすれば、単語を覚えるために何度も書く練習をしたり、一つの単語に一つの意味だけを覚えるなどといった無益な労力から解放されることにつながります。
「単語の意味は文脈で決まる」というのは、大学入試では欠かせないポイントですが、それを中学生の時から会得してもらうことを目指しています。
そういう視点から、当塾では電子辞書ではなく紙の辞書を引くことにこだわっております。
数学の指導方針
計算問題は出来るのに、応用問題は苦手という生徒さんが多いと思います。
しかし、数学の応用問題も少し工夫すれば、多くは暗記科目のような要領で解くことが出来るのです。
実は、数学はパターンの学問とも呼ばれ、数学が出来る生徒さんも多くの数学のパターンを暗記しており、応用問題を解くに当たってそのパターンを上手に組み合わせて解いているのです。
ですから、現在数学の苦手な生徒さんも、問題を解く上で必要なパターンを系統だって暗記し、それを出題された問題に応じて “記憶の引き出しから上手に取り出して組み合わせる”というやり方でかなりの問題が解けるようになるのです。
しかしながら「数学のパターンの暗記、記憶からの引き出し、それを組み合わせる能力」は、他の科目と異なり相当な個人差があります。
当塾では生徒さんの個性、進捗状況に合わせて無理なく学習できるよう、少人数による個別指導を行うことにより入試に役立つ実戦的な力をつけるように指導しております。
算数の指導方針
算数に対する個々人の興味、理解に合わせて指導していきます。
“計算”はあくまでツールの一つであり、計算問題を中心に置くような勉強はせずに「どう考えていくか」「なぜこうなるのか」という思考のプロセスを大切にしていきたいと思っています。
大人では考えつかないような子供ならではの「ひらめき」「気付き」「柔軟な発想力」を引き出せるように心がけています。
機械的に問題を解くのではなく、解決への糸口を自分の力で見つけ、少しでも「算数は面白い」「もっとやりたい」と感じてもらえることを目指しています。